旅行の準備
台湾は、沖縄県石垣島の少し先に位置する島であり、日本から訪問しやすい所です。
まだの方はパスポートを入手した上で、準備を進めましょう。
１．旅行によい時期
日本、沖縄県よりも南に位置するので、当然日本より気温は高く、夏は３５度以上になります。
そんなわけで、気候を考えれば、年末年始などの冬場に行くのが無難と思います。この時期、台北の最低気温は１０℃前後、高雄の最高気温は２５℃前後です。日本を冬の服装で出発しても、それほど暑すぎることはありません（車内は冬でも冷房ガンガンだったりするので、冬のかっこうでもちょうどよかったりする）。
また、ゴールデンウィークは多少暑くはなるものの、真夏に比べればまだまだしのげる気温です。
これに対して、夏休みの時期は猛暑、たまにスコールでかなりきびしい気候です。台風も頻繁に来襲するため、おすすめできません。
さらに、２月の旧正月の時期もやめましょう。宿は満杯、商店は休業、ＴＲ－ＰＡＳＳも発売されないなどなど、旅行者にとってはなにもいいことはありません。旧正月の期間は毎年変動します。
２．航空券の予約
羽田←→台北松山では、４航空会社が各２往復ずつ、計８往復就航させています。日本人には日系の日本航空、全日空が人気あるようで、航空券は早く消えていき、残った航空券は高いものばかりになることが多いです。台湾系ではエバー航空、中華航空（チャイナエアライン）があり、日系にくらべると比較的安い料金で確保できることが多いです。
私は年末年始という混雑期くらいしかまとまった休みがとれないため、あまり安い料金で行ったためしはありませんが、直近の2015-16年末年始は６日分を６００００円前後の値段で確保できました（ただし６ヶ月前、中華航空）。
なお、エバー航空は「ハローキティ」でちりばめられた強烈な飛行機なので、知らないで乗ると唖然とさせられます。ただ、機内食の食器などそのまま土産になる物品も多いので、１度は乗ってみよう。
中華航空はあまり「面白さ」はないのだが、行きは羽田7：10前後発、帰りは台北松山18：15前後発の組み合わせを確保すれば、現地滞在時間をＭＡＸとすることができるので、お勧め（ただし、行きは羽田で前泊が必要）。
３．ホテルの予約
台湾の主要都市のホテルは日本で予約できます。
最近は台湾で新興のホテル会社が各地に建設、開業させており、新築ホテルが増えてきました。初心者は、新しいホテルを主体に泊まるのが無難と思われます。台北を除けば、料金も２名で１００００円前後と、そんなに高くはありません。
例：康橋商旅（カインドネスホテル）グループ、富信（フーシン）大飯店・富華（フーワード）大飯店グループ、Ｆホテルグループ
台北は中国人観光客が増えたせいか、全般に料金が高めです。宿泊に適しているとは言い難い環境です。なるべくなら、台北から新竹とか花蓮とかに移動して１泊する方が安くてきれいな宿にありつけると思います。
なお、台湾一周する場合、主要都市に宿はありますが、唯一「台東」だけは車站周辺にホテルはまったくないので注意！
また、台湾高速鉄路の新設車站にも、宿はほとんどないようです。
４．現地でのチケット類の購入
台湾を数日かけて一周する場合、台鉄全線乗車できる「ＴＲ－ＰＡＳＳ」というワイド周遊券（死語）のようなパスがあるので、ぜひ活用しましょう。
３日用（１８００元）と５日用（２５００元）があります。自強号や呂光号は事前に指定を取れます（１日１列車のみ、らしいが）。タロコ号・プユマ号も指定取れれば乗車可能ですが、人気が高くて満席の場合が多いです（この２列車は高速走行のため、自願無座は不可）。なお、台湾高速鉄路は別会社のため乗れません。
旧正月の時期は発売すらされません。
平渓線、内湾線、集集線に乗車する場合は、ＴＲ－ＰＡＳＳ持っていればそれでＯＫですが、持っていなければ、各路線１日有効のフリーきっぷがあります。
※台湾を鉄道で旅行する場合は、あらかじめ日本で「台湾時刻表」を買いましょう（Amazon等通販サイトで入手可能）。
５．台湾パック旅行
「台北３日間３００００円」などと書かれたチラシの旅でも、現地でフリーとなるプランであれば、台北で宿泊して周辺部を鉄道で遊ぶことができます。
高速鉄路で台南や高雄へ行き、とんぼ返りして台北で宿泊すればよいのです（当然、交通費は別途自費負担です）。
行きや帰りに、行きたくない土産やに連れて行かれる可能性はあるが、何も買わなくてＯＫなので、団体行動しなければならない場合は守りましょう。